藤田正美の時事日想:「大きな政府と小さな政府」――ニホンはどちらに進んでいくのか (1/2) - ITmedia ビジネスオンライン

 1773年にマサチューセッツ州ボストンで、有名なボストン茶会事件(Boston Tea Party)が起きている。ボストン港に停泊中の英国船に侵入したボストン市民が東インド会社の紅茶の積み荷を海に投げ込んだ事件である。もともとは植民地に対する課税をめぐって英本国と植民地側の反目があったが、この茶会事件を契機にさらに対立が激しくなり、ついにはアメリカ独立戦争(1775〜1783年)へとつながっていく。いま米国では全国的に「大きな政府」反対運動が繰り広げられているが、反対する人々を「ティーパーティ・デモ隊」と呼んでいるという。

メリカはそこに自らの姿を見るのだろうか。