パルムの樹

観た。泣けた。
某様のところで評価が割れた、と読んだのだけど、低得点の理由が分からない。でも私は意志が弱い人間なので、折角のお気に入りに土をつける記述に触れたくない。ので、よその感想とかは読まない。決定。さて。 
ピノキオ+ナウシカ なストーリーと言っていいかと思うのですが、とても美しい独自世界が創造されていた。基本が「浮遊」。これが誠に心地よい。
しかし、私のポイントは、「おとうさん」「おとうさん」「私頑張ったよ」と虫をぷちぷちする彼女でした。ありがちな「少年少女の葛藤」ではなく、大人になって後も、更には死後まで続く心の闇。実際こんなの80%以上の人類が抱えながら生きていると思うんだけど(当社独自集計笑)、そして大概そのまま死んでいくんだと覚悟しているんだけど、そんな部分の1%くらいは浄化される気がしました。
私は単純すぎるかなあ?