人間の証明

割と始めの方からまとめて視聴中。原作は途中で挫折したような気がする。映画も何度見ても途中で意識が飛んでいたような。

  1. 風間杜夫真珠夫人の旦那さん(仮名)の掛け合いが面白。男の情けなさがリアルで、それがおかしい。
  2. これ、私が見落としているだけだろうけど、時間軸が良く分からない。終戦1945年。1958年には赤線消滅。このあたりの時期*1竹野内豊が6-7歳。今せいぜい30歳。 全共闘、1970年前後、松坂慶子10代。今60歳位? 分からん。まあ性格上、そんなに気にならないんですが。
  3. ところで、「キャサリン」。昔、横須賀ではなく横浜に、キャサリンではなく「メリー」さんがいました*2。噂に聞く彼女の人生はこのドラマのキャサリンと全く同じ。戦後すぐ売春婦となり、未だ現役。10年ほど前になる当時は、伊勢佐木町の辺りで時折見かけましたが、次第に目撃談も聞かれなくなっていき・・・。もちろん、石田あゆみさんとは全く違います。身に着けているものはいつも白一色の洋装。体が倍に見えるほど目一杯のリボンとフリル。そして、顔も真っ白。色白という意味ではなく、花魁のような白塗り。靴だけは赤かったような。「濱マイク」に出てくる彼女の方がリアル。岸田今日子さんだったか。それでも整いすぎている。ああいう時代にああして生きてきた人がそんなに綺麗なはずが無い*3。当事者にとってどちらがいいのかは分からないけど、こういう使われ方は、なんだか、嫌だ。

*1:と思うのが間違いなのか?

*2:もしかしたら我々が勝手に呼んでいただけで本当の通り名は別にあったのかも

*3:これこそ偏見なのだろうか?